金沢駅前の都ホテル跡地をめぐり、日本海側で随一となる高さを持つ、官民複合ビルを開発する構想が進められていることが分かりました。

金沢市の村山卓市長は21日、金沢市内で馳知事や県選出の国会議員、それに近鉄不動産の幹部らと懇談し、近鉄不動産側から、金沢駅前の都ホテル跡地の開発案について説明を受けました。

具体的には、建物の上層フロアにホテル、中層に居住スペース、そして下層フロアに公共スペースを有する、日本海側随一となる高さの官民複合ビルを建設する構想が示されたということです。

金沢市・村山卓市長(22日)
「北陸随一という言い方から日本海で一番の建物を建てていくという意気込みを感じた。金沢のブランド価値について高く評価をいただいた結果が日本海で一番の建物という表現に繋がったのかなと捉えた」

都ホテル跡地を含む金沢駅から片町までの都心軸の再開発をめぐっては、国が今年7月、「都市再生緊急整備地域」に指定していて、今後、「都市再生特別地区」への決定を受けると、高さ制限や容積率などの規制にとらわれず開発が可能となります。