静岡県富士市の50代男性がSNSで知り合った複数の人物から株式投資を勧誘され、現金約5600万円をだまし取られる詐欺事件がありました。この男性は、マッチングアプリを巡るSNS型ロマンス詐欺事件でも暗号資産約1300万円相当もだまし取られています。

詐欺の被害にあったのは、富士市に住む会社員の50代男性です。

警察によりますと、男性は5月下旬、著名人をかたる人物を含む複数の人物とSNSで知り合い、株式投資の勧誘を受け、6月中旬から8月中旬までの間に複数回にわたって現金約5600万円を指定する口座に振り込み、だまし取られたということです。

男性が利益の出金手続きをしようとしたところ追加資金が必要と言われ、金融庁に問い合わせて詐欺に気付き、9月19日に警察に相談をしたということです。

また、この男性は7月上旬、マッチングアプリを通じて知り合った人物から「投資をしたらお金がたまるよ」などと暗号資産の投資に勧誘され、7月中旬から8月上旬までの間、指示をされるがままに複数回に渡って約1300万円相当の暗号資産を送金し、だまし取られたということです。

男性はマッチングアプリを通じて知り合った人物と会う約束をしましたが、会えなかったことから詐欺に気付き、こちらについても9月19日に警察に相談をしたということです。