京都の世界遺産・東寺では、あす20日から、密教法具が集結した名宝展が開催されます。

 金色にきらめく魔除けの道具「羯磨」。密教として知られる、真言宗の仏具です。

 京都の東寺で9月20日(土)に始まる「東寺名宝展」。宝物館と呼ばれる収蔵庫が開館されて、今年で60年を迎えることを記念したもので、国宝や重要文化財にも指定されている、約2万5000点の宝物の中から、真言宗の宗祖・空海が唐から日本に持ち帰ったとされる法具などを中心に、85点が展示されます。

 東寺宝物館文化財保護課・新見康子課長
 「蔵が消失してその中から救いだしたり、盗難にあっても戻ってきたという流転の歴史がありますので、歴史の重みも感じていただければと」

 「東寺宝物館開館60周年記念東寺名宝展」は、9月20日(土)から11月25日(火)まで開かれます。