来月開催される新居浜太鼓祭りを前に、愛媛県新居浜市の古川拓哉市長は、祭りの関係者に太鼓台の平和運行の徹底を要請しました。

新居浜市の古川市長は19日、市議会の閉会あいさつで来月開催される新居浜太鼓祭りについて、こう呼びかけました。

(新居浜市・古川市長)
「将来のためにも太鼓祭りの本来の姿を取り戻し 未来に誇れる文化として提唱するため平和運行の徹底について要請させて頂きます」

古川市長は、新居浜太鼓祭りの関係者に暴力行為の取り締まりやルールの徹底などを求めました。

新居浜太鼓祭りを巡っては、禁止されている太鼓台どうしをぶつけあう「鉢合わせ」が行われたり、一部の担ぎ手による乱闘が起きたりするなどの問題が繰り返されています。

これを受け、住友グループ4社が、工場前で例年行われている「かきくらべ」を行わないよう求め、今年の中止が決まったほか、地元の取引企業に対し従業員にルールを周知するよう求めました。住友グループ4社は従業員に暴力行為が確認された企業は、取引停止や入構禁止などの対応を検討するということです。