福岡県北九州市のJR門司港駅に保管されていた電車の車内から、運転席の座席や放送用のマイクなどあわせて53点が盗まれました。

9月16日午後5時ごろ、北九州市のJR門司港駅の構内で、保管されていた電車を巡回していた駅員が車両設備の一部がないことに気づきました。

提供:JR九州

翌日、担当の職員が詳しく調べたところ、運転席や客室の座席などが盗まれているのを確認しました。

提供:JR九州

JR九州によりますと、ほかにも車両番号や製造会社が記載された銘板や放送用のマイクなどが盗まれ、その数は53点にのぼりました。

この電車は旧国鉄時代に製造された415系で、2022年9月に運行を終了し、9月23日には見学会が行われる予定でした。

JR九州は17日に被害を届け出たということで、警察が窃盗事件として捜査しています。