札幌市内の病院で、すい臓がんの病気療養中だった前の札幌市長、上田文雄さんが18日に亡くなりました。77歳でした。

上田文雄さんは、北海道十勝地方の幕別町出身で、1978年に弁護士登録しました。

 人権派の弁護士として活躍する一方、2003年の札幌市長選で初当選。札幌市長を3期務めました。

 市長時代は、札幌国際芸術祭の開催など文化・芸術面で多くの功績を残しました。

 事務所によりますと、上田さんはすい臓がんを患い、札幌市内の病院で入院・療養していましたが、18日午後2時前に息を引き取ったということです。

 見舞いに行った関係者によると、上田さんは「あまりよくない」と話し、自身で病状をわかっているようだったということです。