市販の解熱鎮痛薬 服用には注意

RKB 武田華奈 リポーター
「熱が出たら解熱剤を飲むことも多いと思いますが、市販の薬を使うときには注意が必要です。薬局で聞いてみます」
インフルエンザの特徴である発熱。
ドラッグストアを覗いてみると、様々な種類の解熱鎮痛薬が並んでいます。

新生堂薬局 管理薬剤師 濱田悠平さん
「先生方が使われるのは、お薬の中では基本的にロキソプロフェンはあんまりインフルエンザとかでは使われないことが多いです。処方箋の薬はカロナールを選択される先生が多いイメージです」
熱や痛みを抑える解熱鎮痛薬には、ロキソプロフェンなどの成分を含む「非ステロイド性抗炎症薬」(製品例・ロキソニンなど)と、そうでないもの(製品例・カロナールなど)があります。

厚生労働省によりますと、この「非ステロイド性抗炎症薬」は子供に起こりやすいインフルエンザの重い合併症で、意識障害などを引き起こすインフルエンザ脳炎・脳症に関与している可能性があるということで、インフルエンザの治療に関しては「使用を慎重にすべきと考えられる」としています。