日本維新の会は18日、憲法9条2項の削除や「国防軍」の明記などを盛り込んだ憲法改正に関する提言を取りまとめました。

日本維新の会 藤田文武 共同代表
「世界の安全保障環境は緊迫度を増しておりますし、我が国に対する脅威というのも非常に日に日に感じられるところが多くなってきた。それに伴って、憲法・安全保障はこのままでいいのかという問題意識から、それを体系的に、網羅的にまとめた提言を我が党として出すべきだと」

維新が取りまとめた憲法改正に関する提言では、近年、中国や北朝鮮、ロシアにおける軍事的脅威が増大していることを念頭に、「我が国を取り巻く安全保障は分岐点を迎えている」などとして、▼「戦力不保持」「交戦権の否認」を定めた憲法9条2項の削除や集団的自衛権行使の全面容認、▼憲法への「国防軍」明記などを盛り込んでいます。

国会では、衆参ともに与党過半数割れの状況を踏まえ、一部では維新の連立入りも取り沙汰されていますが、▼社会保険料の引き下げや「副首都構想」に加えて、▼憲法改正も一つの交渉材料になるのかが注目されます。