宮城県大崎市鳴子温泉のシンボルがよみがえりました。この時間に何度かお伝えしている頭部が落下した巨大こけし。修復工事がいよいよ完了し、30日、お色直しした姿でみごと復活しました。
修復工事が完了したのは、大崎市鳴子温泉の「岩下こけし資料館」の巨大こけしです。

巨大こけしは、今年2月、2体あるうち1体の頭部が雪の重みで落下しました。


あれから9か月あまり。30日は、作業用の足場が撤去されると、お色直ししたきれいな姿が現れました。修復工事は、11月7日から始まり、頭部と胴体の内部に鉄製の支柱を入れ補強した上で、顔や模様がすべて新たに絵付けされました。
岩下こけし資料館 遊佐妙子さん:
「皆さんのお力でここまでたどり着けたことは本当にありがたいことで、感謝しかない」

修復費用を募るクラウドファンディングでは、およそ500万円が寄せられ、劣化が進むもう1体も同じようにお色直しされました。完全復活した巨大こけしとともに記念写真を撮る行楽客らの姿もありました。

帰省で埼玉県から訪れた人:
「可哀そうな形だったので両方きれいになって良かった。やっぱりいい。鳴子って感じがしてほっとする」

岩下こけし資料館では、12月12日にお披露目会を開き、協力者らに感謝の気持ちを伝えることにしています。
