師走を前にした今年のお歳暮商戦は、アサヒグループホールディングスのシステム障害の影響で「異変」が起きています。

長崎市の商業施設に設けられたお歳暮コーナー。例年1・2を争う人気でお歳暮の主力商品であるビールの棚がスカスカです。

イズミゆめタウン夢彩都加工食品部・中丸史弥さん「(ビールの)在庫は本当に数えるほどしかないですね」


今年9月末、アサヒグループホールディングスがサイバー攻撃を受けシステム障害が発生。システムは今も止まったままで商品の供給が追いついていません。

その影響で競合他社に注文が殺到し、お歳暮ギフト商品の販売を停止するメーカーも出るなど影響が広がっています。
イズミゆめタウン夢彩都加工食品部・中丸史弥さん「お客さんも毎年決まってこのビールと選んでいる方もいるので残念がったりされてますね。一旦また考えると、その場では一旦申し込みしないというお客さんもいらっしゃいますね」
入荷予定も不透明で、イズミグループでは現状わずかな在庫を販売するか、限られた商品のみ注文を受けて用意ができ次第、本部から配送している状況です。


その分、今年特に選ばれているのがお菓子やコーヒー。この店ではカタログなどを用いてビール以外の商品の提案に努めています。

イズミゆめタウン夢彩都加工食品部・中丸史弥さん「12月に入ってからお客さんが増えてくると思うので、その時にしっかり(ビール以外の)商品をおすすめできるようこちらも取り組んでいきたいなと思います」
アサヒグループホールディングスは来週にもシステムを再開させる見通しですが、ビールが今年のお歳暮の主力商品に復帰するのは難しそうです。














