2020年に盛岡農業高校でハンマー投げの鉄球が生徒に当たった事故で、岩手県教育委員会は負傷した元生徒と賠償金を支払って和解する方針を示しました。

この事故は2020年9月、滝沢市にある盛岡農業高校で、陸上部員が投げたハンマーの鉄球部分が、テニスコートにいた男子生徒の頭に当たりました。
県教委によりますと、生徒は一時、意識不明の状態で入院しましたが、現在は回復しているということです。

県教委は「事故の発生を十分予見できたにもかかわらず安全配慮を怠った」として責任を認め、およそ930万円の賠償金を支払って元生徒と和解する方針です。

25日招集の県議会9月定例会に関連の議案を提案します。