■MLB ドジャース6ー9フィリーズ(日本時間17日、ドジャー・スタジアム)

ドジャースの大谷翔平(31)が本拠地でのフィリーズ戦に“1番・投手兼DH”で出場。5回、68球を投げて、被安打0、奪三振5、四死球1、失点0。メジャー8年目で初のフィリーズ戦となったが、5回ノーヒットピッチングと完璧な内容。打撃では8回、MLB史上6人目となる2年連続50号、史上初の“50本塁打ー50奪三振”もマークした。

大谷の活躍でチームは同点に追いついたが9回にトライネンが勝ち越しスリーランを浴びて連敗、それでも2位のパドレスが敗れたために優勝マジックは“9”に減った。


現在はフィリーズがナ・リーグ東地区の優勝を決めて、勝率はブルワーズに次いで2位、ドジャースが優勝すればポストシーズンのディビジョンシリーズで対戦する可能性がある相手。

大谷はホームランキング争いをしているK.シュワーバーを2打席凡退に抑えるなど好投、最速163.7キロをマークし、ストレートの走りも良く、カーブを効果的に使ってフィリーズ打線を5回、無安打に抑え2勝目の権利を手にし、マウンドを中継ぎに託した。

しかし、6回、2人目のJ.ロブレスキー(25)が1死から3連打を浴びて、満塁のピンチを招くと、3番・B.ハーパー(32)にセンター前への2点タイムリーで4対2。さらにエンゼルス時代に大谷と同僚だった4番・B.マーシュ(27)にはライトスタンドへ11号逆転3ラン、まさかの5連打で4対5と大谷降板からわずか10分、1死しか奪えずに逆転されて、大谷の2勝目が消滅した。

さらに3人目のE.エンリケスも6番・M.ケプラーに17号ソロホームランを浴びるなど、中継ぎ陣が大崩壊となった。

それでも8回、大谷は第4打席、フィリーズ3人目、D.ロバートソン(40)からメジャー6人目となる2年連続50号をマーク、さらにメジャー史上初となる“50本塁打ー50奪三振”をマークした。ここから6対6と同点に追いついたが、9回、B.トライネン(37)が2死一、二塁のピンチを招くと、9番・R.マーチャン(26)に2号勝ち越しスリーランを浴びた。

大谷の二刀流劇場もドジャースは接戦を落とし連敗。2位のパドレスがメッツに敗れたため、優勝マジックは9となった。