「足を組む」「同じ側で荷物を持つ」
良くないと知りつつ、ついついやってしまう“姿勢がゆがむ”生活習慣。
放っておくと、健康だけでなく美容にも影響が・・・
早稲田大学で講師を務める、虎ノ門カイロプラクティック院 碓田拓磨院長に、姿勢をリセットする「正しい座り方」を学びます。
「姿勢のゆがみ」気になるのは“猫背”

全国で1万3621人が回答した『ひるおび』LINEアンケートでは、84.7%の人が「姿勢のゆがみ」を感じています。
気になることで特に多かったのは1位「猫背」2位「肩こり」3位「腰痛」となっています。
虎ノ門カイロプラクティック院 碓田拓磨院長:
意識はしているのに、知らず知らずのうちにだんだん背中が丸くなったり、体の左右のバランスが崩れてきたりしちゃうんですよね。
「姿勢のゆがみ」でなぜ身体に負担?

「上半身を支える背骨」は、だるま落としの積み木のように積み重なっています。
人間の頭の重さは平均4キロ〜6キロで、体重の1割程もあります。この頭が背骨にバランスよく乗っていればいいのですが、バランスが悪くなると筋肉が補助しなければならなくなります。
姿勢が悪い人は筋肉に大きな負担がかかり、肩こり・腰痛・頭痛などにつながるのです。
碓田拓磨院長:
スマホを見ているときなど、下を向きますよね。そうすると、もう積み木の真上に乗っていないわけです。こんなに重たいものを首・肩の筋肉で支えておきながら、首や肩がこらないわけがない、ということです。
コメンテーター 友利新:
私も本当に肩がこるんですよ。人よりちょっと首が細くてちょっと頭が大きいものですから、確かに首の後ろの筋肉が張るというのはものすごくよく分かります。

碓田院長によると、特に日本人に多いのが、首が前に突き出た「首猫背」です。座ったときに顕著にあらわれます。
首のこりに加え、首の痛みや気管・肺・心臓などに負担をかける恐れもあります。