昭和の時代に活躍した東京の鉄道橋が、今月19日から遊歩道として生まれ変わるのを機に、小池百合子都知事が視察に訪れました。

東京都 小池百合子 知事
「かつては物流を担っていたという大事な橋でございましたが、鉄道が廃止になって、もう一度この有効に生かそうということで新しい観光スポットにもなり得るかなと」

東京・中央区晴海と東京・江東区豊洲を結ぶ「旧晴海鉄道橋」は、1957(昭和32)年から1989(平成元)年まで、輸入した大豆や小麦などを運ぶ貨物用列車のために使われていました。

都によりますと、鉄道橋としては日本で初めて採用されたローゼ橋形式で、長さはおよそ190メートルだということです。

2017年に遊歩道として整備することが計画され、鉄道レールの上に歩行用の木材が敷かれるなど、当時を生かす形で遊歩道化されました。

橋の途中に設置されたガラス床からは、当時の枕木や線路に敷き詰められた石を見ることができます。

今月19日午前9時から一般の人が通ることができる遊歩道として生まれ変わり、夜にはライトアップが実施されるということです。