東京電力福島第一原発事故に伴う除染で出た土を、東京・霞が関の中央省庁の花壇で再利用する取り組みが始まったことを受け、福島県の内堀知事は「県外最終処分に向け、最後まで責任を持って対応してほしい」と述べました。

環境省は14日、東京・霞が関の経済産業省など、3つの省庁にある花壇に、除染で出た土を運び込む作業を公開しました。運び込まれた除染土は、およそ43立方メートルで、これまで設置されていた花壇の土と入れ替えて、再利用されます。

これについて内堀知事は、会見で次のように述べました。

内堀知事「国民の理解を醸成するなど県外最終処分に向け政府一丸となり、最後まで責任を持って対応していただきたい」

政府は除染土について、2035年をめどに、最終処分場の候補地を選定する方針を示しています。