29日の富山県内は、南寄りの風が強くなり列車の運休や工事現場の足場が傾くなど影響が出ました。一方、フェーン現象で魚津市では25度を上回る夏日を記録しましたが、30日は一気に寒くなりそうです。

富山県内の各地では午前中に風が強くなり、最大瞬間風速は富山で21.8メートル富山市の八尾で24.3メートルを観測しました。


富山市西中野町の国道41号沿いでは、工事現場に組まれていた足場の根元部分が曲がり、歩道側に大きく傾きました。



この影響で午前10時すぎから午前11時半ごろまで南側に向かう車線が通行止めとなり、現場付近は一時混雑しました。



また、JR西日本によりますと、高山線で特急6本、普通列車も始発から午前11時ごろまで17本が運休。あいの風とやま鉄道では、午前9時ごろにビニール製品が架線にひっかかり、滑川と泊駅間の上下線2本で運転を取り止めました。



街ではー。
「ものすごく暑い。朝起きたときから暑いなと思ってた」
「きょうは冬用じゃないのを着てきたんだけど暑いの」
「セーターが暑すぎる」



29日はフェーン現象で朝から気温が上がり、日中の最高気温は富山で23℃、魚津で25.7℃などとなり、魚津では観測史上最も遅い“夏日”となりました。


30日は一転して冬型の気圧配置となり、強い寒気が近づく見込みです。