14日、パレスチナ自治区の難民キャンプで診療所長を務める医師が札幌市で講演しました。
講演会は、イスラエルによる侵攻が止まないガザ地区の悲惨な状況を知ってもらおうと北海道パレスチナ医療奉仕団が企画しました。
現地の難民キャンプで負傷者の治療に当たっているサリーム・アナティ医師が登壇し、「イスラエルが検問所を不当に閉鎖し患者の治療が間に合っていない」と現状を報告しました。
サリーム・アナティ医師(65)
「パレスチナを訪れ、現地の現実を目の当たりにしてほしい。私たちの状況や苦しみを実際に体験してほしい。そうすれば理解が深まり私たちへの支援がさらに増えるだろう」
サリーム医師は今後、全国5か所で講演を行います。