日本最古のレコード会社である日本コロムビア株式会社が、AIを活用したクリエイティブコンテスト「COLOTEK(コロテック)」を開催し、その審査発表会が行われました。

今回のコンテストは、氷川きよし with t.komuroの楽曲「Party of Monsters」を題材にAIを駆使し、既存のミュージックビデオとは一線を画す、ハロウィンを盛り上げるための「カプセルムービー™」を制作するものです。
審査には、日本コロムビアのマスコット「コロちゃん」をベースに誕生したAIキャラクター「AIコロちゃん」も参加。AIコロちゃんは、審査の感想を“とっても楽しかったんだ〜。僕が選んだ作品以外にも、ドキドキが止まらなかったよ”と、クリエイターの健闘を讃えていました。

「AIコロちゃん賞」と「優秀賞」に選ばれたのは、たかはしひろ無さんの作品。審査員を務めた日本コロムビア株式会社代表取締役社長の土門義隆さんは、“本当に完成度が高くて、僕の個人的な感想だと、(クオリティが)ここまできているなら、「仕事頼みたいな」みたいな。PVとして成り立っているのが感動しました”と、絶賛していました。

最優秀賞に選出されたのは、AoKi ¹⁰⁴さんの作品。感銘を受けた審査員のCEO セオさんは、“きょう確実に決心したことがあります。コロムビアを中心に音楽を改革していきたい。業界を変えるべく、みなさんと一緒にこれからもプロジェクトを進めていきたい。コロテックに限らず、業界を変えるくらいのイノベーションができたら”と、熱弁していました。

また、CEO セオさんが“次回のアーティストが確定しました”と切り出すと、会場のスクリーンに映し出されたのは美空ひばりさん。CEO セオさんは、“みなさんもご存知かと思いますけど、国民的な、誰でも知っているアーティスト。過去に「AI美空ひばり」という取り組みを行って、かなり賛否両論あった。ただ、今回の作品を見させていただいて、みなさんもそうだと思いますが、まったく新しい展開ができるんじゃないかなと。もっと自由度を高くやってもらえるようにしたい”と、展望を語りました。
【担当:芸能情報ステーション】