レシピ検索に役立つ料理アプリやSNS。中には、ChatGPTに相談する人も。実際に作って美味しかったレシピを紹介します。
■料理アプリにインスタ さまざまなワードで検索!
毎日の食事作りに役立つ「レシピ検索」。街の皆さんは、どんなキーワードで検索しているのでしょうか?そして、実際に作った料理も調査しました。
まずは料理アプリ「デリッシュキッチン」を愛用している女性。
料理アプリで検索している女性(40代)
「『安くできる夕食』とか。肉だと鶏肉(のレシピ)が出てきます」
この夏作ったのは「ささみの棒々鶏」。タレも手作りで材料費は約200円です。
インスタグラムを活用しているという女性も。
インスタグラムで検索している女性(50代)
「『栄養と時短』ですね」
よく参考にするのが「みさこママ」。時短レシピがウリのアカウントです。
インスタグラムで検索している女性(50代)
「さつまいもガレットとか、野菜を使った料理が気に入ってます」
細切りにしたサツマイモの間にとろけるチーズをはさみ、バターで両面をカリッと焼くだけ。ハチミツと粒マスタードを合わせたソース。これが相性抜群。
一方、こちらの親子は「グーグルで検索してヒットして一番いいなと思うものにしている」ということ。
グーグルで検索している親子の娘(30代)
「いい感じの桃が手に入ったので、そのときは『桃 氷砂糖 ビネガー』とか入れて調べたりとか」
桃を氷砂糖と酢につける「ピーチビネガー」のレシピを検索。完成したら、ヨーグルトやかき氷にかけるそうです。
■暑い夏には「そうめん」レシピも検索
とにかく暑かった今年の夏。やはり「そうめん」について検索した人も多かったようです。
料理アプリで検索している女性(40代)
「『そうめん つけだれ 子ども 好き』。納豆とオクラと山芋、あと卵の黄身を入れてネバネバ系のタレがわりとうちは好きだった感じですかね」
インスタグラムでたまたま見つけたそうめんを使った担々麺に一目惚れしたという女性。麻婆豆腐の素に、豆乳とすりごまを加えるだけの簡単レシピです。
インスタグラムで検索している女性(30代)
「中華麺でやるとちょっともたれるかなとか、量が多いかなと思ったときに、軽く食べたいっていうときにはこういうのが使えるなって」
■「ChatGPT」あるものでレシピ考案
そして、20代の女性は対話型の生成AIサービス「ChatGPT」に、レシピを考えてもらうんだそう。
女性
「これとこれがあるんだけど、あとは何買ってきて美味しいもの作れる?みたいな感じで調べたり」
そこで、それスタ班も「ChatGPT」のレシピに挑戦。スタッフの家の冷蔵庫に、使い切れず残っていた米粉やきなこ、ひき肉などで何が作れるのか…
それスタ
「ChatGPTによると、おやきが作れるということです」
まずはひき肉とタマネギ、コーンを炒めてタネを作ります。
そして、米粉ときなこを合わせて生地を作るのですが、小麦粉と違って生地がまったく伸びません。ChatGPTに助けを求めると…
ChatGPT
「あ~!それめっちゃ『米粉あるある』なんです。小麦粉と違ってグルテンがないので、生地が伸びにくく破れやすいんですよね」
提示された解決策は「ラップ」。これでなんとか包めました。
両面をこんがり焼いて蒸し焼きにすれば、冷蔵庫の残り物を使ったおやきが完成。ChatGPTのオススメはしょう油とみりんの合わせだれ。そのお味は?
それスタ
「生地がすごくもちもちしていて、コーンの甘さときなこの香ばしさが合います」
■今年の夏は「ナス」の検索も急上昇
多くの人が利用している料理アプリ「クックパッド」「デリッシュキッチン」で、この夏、最も検索されたキーワードは「ナス」。
「デリッシュキッチン」では、鶏もも肉とナスを炒めて「玉ねぎポン酢だれ」を絡めた「なすチキぽん酢」が人気。冬の時期に比べると、5.6倍の閲覧数です。
■「ライフスタイルの提案でもある」ネット検索→料理本に?
さらに、調査をすすめると…
女性(30代)
「今までずっとネット見てたんですけど、最近また本に戻りました」
ネットで検索したレシピよりも、料理本の方が安心するという意見も。丁寧な解説が本を選ぶメリットのようです。
40代の女性が最近購入したのは、ツレヅレハナコさんの食物繊維やタンパク質がたっぷりとれる丼とカレーの料理本です。
女性(40代)
「トマト缶から作るカレーがあって、そこにほうれん草とか、ココナッツミルクとか(加えて)いろんなバリエーションがそこから作れるみたいな」
一方、お子さんも独立し、フランス製の鍋「ストウブ」にハマったという女性。
女性(50代)
「ストウブだけの本を図書館で借りてきて、自分で気に入ったら買う」
自分のために作る料理の時間が、“幸せなひととき”なんだそう。
ところで今、どんな料理本が人気なのか。
それスタ班は、9月9日に開催された「料理レシピ本大賞」の表彰式へ。エントリー数は141作品。その中で最も注目された料理本のタイトルは…
司会
「『すべてを蒸したい せいろレシピ』です」
今、ブーム到来中の「せいろ」。その料理本が大賞を受賞。
基本的な使い方から簡単レシピまで。“せいろ初心者”でも手に取りやすい1冊です。
頭に“せいろの飾り”をつけて登壇したのは、著者のりよ子さん。
りよ子さん
「日常によりそうような、肩の力を抜いて楽しんでいただけるそんな本になったらうれしいです」
ネット検索とは違う料理本の魅力とは?実行委員長に聞いてみると…
料理レシピ本大賞 実行委員会 加藤勤 委員長
「(料理本は)ひとつのライフスタイルの提案みたいなものがあるんじゃないかと」
■「業務スーパー」の商品をおいしくする検索ワードは?
スーパーでも調査しました。今、お得なセールが開催中の「業務スーパー」です。
スイートコーンの缶詰は96円。カレーは、4パック321円なので1皿分は約80円。10月31日まで約350品が値下げする注目のイベントです。
お得いっぱい「業務スーパー」の商品を美味しく調理するための「検索ワード」とは?
国産鶏むね肉のチキンカツがお気に入りだという女性。おいしさアップの検索ワードが…
グーグルで検索している女性(40代)
「『チキンカツ たれ 美味しい』で検索します」
グーグルでヒットしたのは、タルタルソース。
グーグルで検索している女性(40代)
「タマネギと卵と、あとちょっと出汁を入れたりして子どもたちに食べさせます」
一方、こちらの30代のお母さんは、お子さんに野菜を食べさせたい!と検索したところ、出てきたのは「チャプチェ」。
料理アプリで検索している女性(30代)
「必ずこれをストックするようにしてます。普通のスーパーではサツマイモの春雨売ってなくて」
チャプチェに欠かせないサツマイモの春雨は、緑豆春雨よりもモチモチして、歯ごたえがしっかりしているのが特徴。ずっしり感があり、混ぜ合わせるのも大変そう。
別の30代の女性も、家に常備しているものがあるそう。それがSNSで話題の「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」。ショウガとネギがたっぷり入った万能調味料です。
「姜葱醤」を常備している女性(30代)
「チャーハンが一番多いかもしれない。クックパッドでこれだけ使って美味しくできるみたいな感じで書いてあったので」
味付けは姜葱醤と塩コショウのみ。夏休み中、お昼ご飯の定番だったそう。
チラシを見て、しっかり予習してきたという常連さんのお目当ては、大容量・1キロのポテトサラダです。
常連の女性(50代)
「このまま食べるのももちろん美味しいんですけど、コロッケ作ってみたりとか」
実はこのレシピ、パッケージの裏に書いてあるのを見たことがあり、作ってみたんだそう。
別の20代の女性も、あるポテサラ料理が家庭の味だといいます。
女性(20代)
「グラタンにしたりとか。チーズのっけてトースターかオーブンで焼く」
ポテトサラダをグラタン風に。何で知ったレシピかというと…お母さん直伝!焼き上がったら、コショウや唐辛子で各自味変するそうです。
レシピを検索するワードは実にさまざま。ちょっと言葉を変えるだけで、意外なレシピに出会えるかもしれません。
注目の記事
「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「自分は小児性愛者、女の子にしか興味がない」 再婚相手の娘(8)とその友だち(7)2人に性加害 45歳の男は7年前にも同様の事件 事実上”野放し”に

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?

「朝起き上がれない…」“なまけ” と誤解されやすい起立性調節障害 不登校の児童生徒の約4割が苦しむ 適切な理解と支援を

世界陸上の競技直後にプロポーズした、されたスロバキア代表選手2人が東京大会は「婚約者」として「同日同時刻」スタート!当時の裏話や東京大会への意気込みを語る
