水面下で進められた出馬の準備 担当記者「表明する前に動き出した」
高柳光希キャスター:
小泉氏は慎重な言い回しにとどめていますが、水面下では出馬に向けた準備が着々と進められているということですか。

難波澪 記者:
前回の総裁選で小泉陣営だった議員で、既に情報交換をしています。小泉氏が正式に出馬表明をする前ですが、出馬する前提で動いているということです。
高柳光希キャスター:
小泉陣営にはどのような面々が揃っているのでしょうか。
難波澪 記者:
菅副総裁に近い神奈川県連の議員や、前回の総裁選で石破総理を支持していた議員も実は入っています。前回、石破総理に投票した議員や党員を、小泉氏がどれほど取り込むことができるかというのも勝敗を分ける鍵になってくると思います。
取材する限り、小泉陣営としては少なくとも30名は集まって情報・意見交換をしているということなので、推薦人に必要な20人は超えていると見ていいと思います。

日比麻音子キャスター:
前回の総裁選では、小泉氏は3位という結果でした。約1年前から着々と準備を進めていたと見ていいのでしょうか?
難波澪 記者:
前回の総裁選では、小泉氏は党員票の獲得に苦しみました。表明が遅れたことで陣営の立ち上げも遅くなり、党員票を得るために1人1人へ電話で支援を要請する作業も後手に回ったという反省点をみなさん感じています。
そのため今回は表明前から先に動き出し、そうした作業を進めていこうということのようです。