77歳で家業をたたんでから登山の回数が増えました。80歳を超えてからは、1年で200回を超えた年もあります。

平成に入ってからこれまでに、全国317の山にのべ4000回以上登りました。

富士山にも3回登頂。100歳になった今年は子どもや孫とともに、霧島連山の最高峰・韓国岳に2年ぶりに挑みました。

一方で、長男を病気で10歳で亡くし、自身も58歳の時にけがで右目を失明、76歳で前立腺がんを患うなど、苦難も乗り越えてきました。

「いつか山に登れなくなった時のために」と、山の写真を撮りためています。

(大久保利成さん・100)「懐かしい。その時の楽しかったことや思い出がつまっている」

1日でも長く山登りが続けられるように、毎日、登山のあとは昼寝をし、夕方には1、2時間の散歩を欠かしません。

(大久保利成さん・100)「山登りのひとつの準備運動みたいな感じ。病気をしないで、こうして気ままに登れるのが一番」

Q.何歳まで登る?
「あと何歳までという自信はない。とにかく1日1日の積み重ね」

大久保さんはあすも一歩ずつ、頂上を目指します。