原爆落下中心地碑へ 皇后さまはおめしかえに

天皇皇后両陛下と愛子さまは、午後3時半前、長崎市の平和公園に到着され、原爆落下中心地碑を訪れたご一家は花を供えられ、原爆犠牲者を慰霊しました。

花はテッポウユリ、トルコギキョウ、デンファレ。
両陛下と愛子さまは大きく一礼した後、用意された台に花を置かれ、再び深く一礼し碑を見上げられました。

陛下は黒のネクタイを締められ、皇后さまは薄いグレーのセットアップにお召し替えになり、皇后さまと愛子さまは洋服と同じ色の帽子をお召しになっていました。

説明をした鈴木長崎市長は、公園内に移築展示されている浦上天主堂の遺構について、愛子さまから尋ねられたということです。

鈴木史朗 長崎市長:
「『被爆した直後も信者の皆さんは、浦上天主堂で祈りを捧げられたのですか?』という主旨のご質問がありました。
『(信者の方々は)自ら傷ついていても信仰の心を忘れずですね、ひたすら神に祈りを捧げたという風に聞いております』ということをおこたえ申し上げました」