日経平均株価はきょうも最高値を更新しました。3営業日連続の更新はおよそ1年2か月ぶりですが、市場では過熱感を懸念する声も上がっています。

午後、都内の証券会社。次々と鳴る電話の対応に追われます。

きょうも日経平均株価は取引開始直後から上昇し、午前中には取引時間中の最高値を2日連続で更新。

背景にあるのは…

きのうのアメリカ・ニューヨーク市場で、中央銀行であるFRBによる利下げ観測が一段と高まったことなどを受け、ダウ平均株価が初めて4万6000ドルを突破。この流れから東京市場でも幅広い銘柄に買い注文が広がり…

記者
「きょうの取引が今終わりました。3日連続で終値としての最高値を更新しました」

今週だけでおよそ1700円上昇した日経平均株価。ただ、市場関係者からは“過熱感”を警戒する声も出ています。

市場関係者
「今の市場は考えられる好材料をすべておりこんでいる。怪しい上昇ともいえる」

専門家も、こう指摘します。

大和証券 シニアストラテジスト 橋詰大輔氏
「確かに勢いはあると思うが、短期的な過熱感を推し量る指標などでいうと、その水準まで上がってくると、かなりオーバーシュートしてくる」

そのうえで、気になる今後については…

大和証券 シニアストラテジスト 橋詰大輔氏
「来年や再来年の国内企業の業績の見通しは、ある程度、底堅いという見通しになっているので、急落とか暴落というところは強いリスクとして想定する必要はないのかな」

強い日本株は続くのでしょうか。