科学分野での課題研究に関して全国や世界大会で表彰を受けた池田高校の生徒が、塩田知事に報告しました。

鹿児島県庁を訪れたのは、池田高校の課題研究チームに所属する2年生7人です。

田口世南さんのチームは、ゲンジボタルが光を発する間隔には個体差があるものの、ある一定の共通のリズムがあることを発見。
国内外から集まった366チームのなかから、2位に選ばれました。

仲埜実由菜さんのチームは、江戸時代の日記をもとに当時の天候を探り、「天保の大飢きん」などの背景を調べました。
シンガポールでの研究発表大会で、特別賞(5位)に選ばれました。

(塩田康一知事)「日記は何年分くらい?」
(高校生)「東京で書かれた日記は177年間。弘前藩が東京で書いた日記は201年間」

膨大な史料を分析した高校生に、知事も驚きの声を上げていました。

(池田高校2年 田口世南さん)「研究の結果を見て、どう考えるかとか、多くの視点をもって、広い視野で考えることを学びました」

(池田高校2年 仲埜実由菜さん)「多くのデータの使い方を学んだので、大学に進んでも、相手に伝わりやすい、自分自身にも勉強になるデータのまとめ方を工夫していきたい」