小泉農水大臣の出馬、不出馬が重要な意味

ーー後藤さんから見て、有力なのは、どのかたなのですか?

政治ジャーナリスト 後藤謙次氏
有力なのは高市さん、有力だと思いますね。今度の総裁選の構図をはっきり言うとですね、高市早苗「Yes or No」、そういう総裁選だと思うんです。つまり高市さんが多分、党員投票でも、かなり票を取るだろうと、それも今回も党員の投票資格が継続党員、今年、党員になったばっかりの人には投票権がないという点では、去年から(党員を)やってた人が基本になりますから、多く抜けたとは言われてますけども、それほど減るわけでないんで党員投票は高市さんが強いんじゃないかと。

それに、アンチは誰なんですかと。小泉進次郎農水大臣も有力ですけども、高市さんとの対抗という面では林芳正官房長官もいますね。そこに票が分散されてしまうという点で、小泉農水大臣がなお、去就を明らかにしていないっていうのはですね、私は出ないっていう選択肢もまだ残されているんじゃないかと、もちろん出てもいいんですよ。ですから林さんと小泉さん、この調整がどこかのタイミングであるかも知れない。

つまり小泉・林連合っていうのが、高市さんに対抗する候補として浮上してきますから。だから結局、この勝敗の基数を決めるのは、この全ての人(高市氏、小林氏、茂木氏、林氏)じゃなくて、小泉さんが出るか出ないか、そこの判断の一点にかかってきていると。非常にある面で小泉さんの比重が当選しようがしまいが、出馬するかしないかの方が、よりこの流れの中では重要な意味を持っているんだろうというふうに思います。