公明党の斉藤代表はきょう、参院選敗北をめぐる自らの進退について「党の再生を果たすことが責務だ」と述べ、続投する考えをあきらかにしました。

公明党 斉藤代表
「このまま(代表の)職を辞するのではなく、若い有為な人材を育て、党の再生を果たすことこそが私の果たすべき責務であるとの結論に至りました。党改革を責任を持って推進すべく、引き続き代表の職務を続けていきたい」

公明党の斉藤代表はきょう午前の記者会見でこのように述べ、代表を続投する考えをあきらかにしました。

参院選敗北の責任を取りたいとして辞表を提出していた西田幹事長についても、「山積する課題を前に進めるには、豊富な経験と卓越した調整力が必要不可欠」として、続投させる方針を示しました。

一方、斉藤氏は、中東・パレスチナの国家承認をめぐる動きについても言及し、「原則的に支持する考えを明確にすべきと判断している」と述べました。

公明党 斉藤代表
「政府も適切な時期やあり方を含めて総合的に検討するとの立場を示しておりますが、公明党としては、国際社会の動向や現地の深刻な人道状況を真摯に見極めた上で、承認に向けた積極的な判断を(日本)政府に強く求めてまいります」