中国軍は、中国で3隻目となる最新鋭空母「福建」が台湾海峡を通過し、南シナ海で訓練を行ったと、けさ(12日)発表しました。

中国海軍によりますと、空母「福建」が台湾海峡を通過し、南シナ海で訓練を行いました。訓練の具体的な日時は明らかにしていません。

中国海軍の報道官は、「空母を建造する過程での通常の手順であり、特定の目標を対象としたものではない」と試験航行であることを明らかにしました。

日本の防衛省は、11日午後1時ごろ、「福建」が沖縄県周辺の海域を台湾海峡の方面に向け航行しているのを確認していました。

「福建」は中国で3隻目となる空母で、去年5月、はじめての試験航海を実施。今年中にも就役するのではないかと指摘されています。

去年10月には空母「遼寧」と「山東」が南シナ海で初めて共同訓練を行うなど、中国は海軍力の強化を急いでいます。