鹿児島市の住吉町15番街区について、先週、評価委員会が整備事業者の最優秀提案者を決めましたが、11日の県議会で、この評価委員会のあり方について注文がつきました。
(県民連合 福司山宣介 県議)「県民に疑念を抱かせるような対応になっている」
県議から「疑念を抱く」との指摘を受けたのは、先週、鹿児島市の住吉町15番街区の整備事業者の最優秀提案者を、鹿児島サンロイヤルホテルを運営する鹿児島国際観光に決めた「評価委員会」です。
「多様な意見を反映させる」として県が選んだ委員は、6人のうち半分の3人が県職員でした。
(県民連合 福司山宣介 県議)「事業予定者を決済する職員が(委員に)入っている。意見を言う側とそれを聞いて判断する側に同じ県職員がいる。公平と言えるか」
(県観光・文化スポーツ部 桑代毅彦 部長)「あくまでも業務上の専門的知見を有するものとして、提案者内容について確認を行ったり、意見をしたりしている」
県は、専門的知見を持つ各分野の有識者などから委員を選任するとしていて、「県職員も含まれる」としています。県は、評価委員会の判断を踏まえ、来月ごろに事業予定者を決定する見込みです。