富山県内は29日気温の上昇とともに強い風が吹き、列車が運休するなど交通機関に影響が出ています。



寒冷前線をともなった低気圧が発達しながら北陸付近に近づいている影響で富山県内は強風となっていて、午前11時までの最大瞬間風速は富山市で21.8メートルを観測しました。


寒冷前線は29日夜北陸を通過する見込みで、夜遅くまで強風に注意が必要です。また、南よりの風の影響で朝から気温が上がり、午前11時までの最高気温は富山で23℃、高岡市伏木で23.4℃となっています。



日中の最高気温は富山・高岡伏木ともに24度の予想です。強風の影響で交通機関にも乱れが出ています。




JR西日本によりますと、高山線は特急ひだが上下線あわせて6本が運休となったほか、普通列車も上下線あわせて17本が運転を取りやめています。




あいの風とやま鉄道は、架線に架かった飛来物の撤去作業のため、滑川・泊駅間で上下線2本が運休となりました。JR氷見線、城端線、富山地方鉄道、万葉線は通常通り運行しています。






富山地方気象台によりますと雨が降るまでは湿度が低く空気が乾燥しているため、火の取り扱いに注意するよう呼びかけています。