カーリングのミラノ・コルティナオリンピック™最終予選(12月)に向けた日本代表決定戦が11日、北海道稚内市で開幕した。女子は3大会連続の五輪出場を目指すロコ・ソラーレが日本選手権覇者のフォルティウスに延長の末勝利し、白星発進した。
日本代表として五輪2大会連続でメダルを獲得しているロコ・ソラーレは第1エンド、有利な後攻でスタート。第1エンドをブランクエンド(無得点)とし、第2エンドでフォルティウスに1点を奪われた。さらにハウスにフォルティウスのストーンが2つ残り難しいショットを強いられたロコ・ソラーレのスキップ藤澤五月(34)だったが何とか1点をものにし1ー1の同点に。つづく第4エンドは先攻だったが、複数ストーンをハウスに残して2点を奪った。
前半を3ー2で折り返したロコ・ソラーレは第6エンドでスチールされ同点とされた。その後2点ずつ追加し、第9エンドでフォルティウスの吉村紗也香(33)がダブルテイクの好ショットを見せたが藤澤がしっかりと決めきり7-5。第10エンドでフォルティウスが2点を奪い7-7で延長戦へ。フォルティウスはミスショットが出るなどしたが、後攻のロコ・ソラーレ藤澤が最後の一投でしっかり決めきり9ー7で初戦を勝利で飾った。しっかり決めきった藤澤は雄たけびをあげ何度もガッツポーズをした。
男子はSC軽井沢が7-6でコンサドーレに勝利し、先勝した。
今大会は男子2チーム(SC軽井沢クラブ、コンサドーレ)、女子3チーム(フォルティウス、SC軽井沢クラブ、ロコ・ソラーレ)が出場。男子は5試合のうち、先に3勝したチーム。女子は3チーム総当たりの予選を2回実施し、上位2チームによるベストオブ5で代表を決定する。
カーリングの五輪は各種目(男子、女子、混合ダブルス)で10チームが出場。すでにそれぞれ8チームが決定しているため、残り2枠をかけて12月の最終予選で争う。今大会は最終予選に出場する日本代表決定戦となる。