ジェネリック医薬品大手の日医工と沢井製薬は10日、製造所の集約や品目の統合で協業に合意したと発表しました。協議中の対象品目数は15成分30品目で開始時期は2026年以降です。

背景にはジェネリック医薬品の品質問題などによる供給不安があり、両社は企業間連携を推進する厚労省の基金を活用して生産効率の向上と安定供給体制の構築を図るとしています。

品目数や供給量、生産能力が大きい企業が協業することで、供給不安の早期解決が期待されていて、日医工の岩本紳吾社長は「後発医薬品の安定供給体制の構築に向けて全力を尽くしてまいります」とコメントしています。