福島県内で、危険な盛り土の規制が始まってから今月で1年となります。これに合わせて県は10日、会議を開き、矢祭町の盛り土について、行政処分を検討していることを明らかにしました。

危険な盛り土について、県は去年9月から、法律に基づき、県内全域に規制区域を指定しています。規制が始まってから今月で1年となるのに合わせ、県や警察の担当者による会議が開かれました。

会議では、去年8月に西郷村の危険な盛り土を県が行政代執行で撤去したことが報告されました。このほか、西郷村や矢祭町など合わせて7か所では、規制する前に行われた盛り土や規制後に無許可で運び込まれたものが確認されたということです。

このうち、矢祭町の盛り土について県は、土地の所有者に対して安全対策を求める行政処分を検討しているということです。