東京・江戸川区のディスカウントショップで、偽造された商品券でゲーム機を買おうとしたとしてベトナム国籍の男が逮捕されました。

偽造有価証券行使と詐欺未遂の疑いで逮捕されたのは、ベトナム国籍の留学生ボー・クオック・ダイ・ズオン容疑者(20)です。

ボー容疑者は今月6日、東京・江戸川区のディスカウントショップで、家庭用のゲーム機2台あわせておよそ7万5000円分を偽造された商品券で購入しようとした疑いがもたれています。

警視庁によりますと、ボー容疑者が差し出した偽の商品券の裏面に書かれていた取り扱い店舗の欄に、実在しない店の名前が書かれていたため、店員が偽物だと気づき事件が発覚しました。

先月頃から、この店の系列店では偽の商品券を使った被害が複数確認されていたため、店員が警戒をしていたということです。

ボー容疑者は当時、5000円分の偽の商品券を23枚持っていて、取り調べに対し、「他にも家電量販店や百貨店でギフトカードを使っている」と話す一方で、「本物だと思っていた」と容疑を否認していて、警視庁は入手ルートを詳しく調べています。

都内では今月4日、東京・新宿区のチケットショップを訪れた男が偽造された1枚5000円の商品券100枚を持ち込み、金をだまし取ろうとした疑いで逮捕されるなど、偽の商品券による被害が広く確認されていて、警視庁が注意を呼びかけています。