「誰がなっても同じことの繰り返し」街の人は…

藤森キャスター:
出馬が有力視されている5人は、去年の総裁選と同じ顔ぶれです。自民党は生まれ変われるのでしょうか。
どんな人に新総裁になって欲しいのか、街の人に聞きました。
20代会社員
「人気取りばかりではなくて、政治家としての仕事をちゃんとしてくれる人に期待したい」
60代専業主婦
「断固とした信念をもって政策に取り組んでいける方と思うんですけど、いまの私の考えでは、それに見合った政治家がちょっと思い浮かばない」
30代会社員
「解散総選挙はした方がいいと思います。『刷新』という意味ではいいのかなと」
60代会社員
「一度は下野した方がいいんじゃないか。やっぱり裏金にしても、何にしても懲りてない」
60代パート
「誰がなったとしても、また同じことの繰り返しなのかなって」
小川彩佳キャスター:
厳しい声が聞かれましたね。
長らく非主流派とされてきた石破氏の総理就任には、「自民党が新しい姿に生まれ変わることができるのか」と一縷の望みをかけた国民も多いと思います。
それでも結局、石破氏の独自色を押し出すことができないままに総理の座を追われ、さらに国民が選挙で思いを託した物価高対策は一向に前に進まないという現状を見ると、「結局、誰が総理総裁になっても一緒なのでは」という思いが湧き上がって当然だと思います。
星氏:
とりわけ今回の総裁選は、今までの総裁選とは別次元だと思います。
例えば財政について、積極財政・緊縮財政と議論をしても、(少数与党下)自民党で決まったことが国会では通らないわけですから、夢物語を議論していることになります。そういう点では、総裁選を見守る有権者も、冷静というか白けているのだと思います。