総裁選は“フルスペック”の開催へ 長引く政治空白
その新総裁を決める選挙はいつ、どのような形で実施するのか。

8日午後、森山幹事長ら幹部は総裁選の形式などについて協議し、いわゆる「フルスペック」でおこなう方針を固めました。
フルスペック型の場合、議員票と党員・党友票、いずれも295票の合わせて590票で争われることになる見通しです。ただ、選挙期間は12日以上が必要で、新体制となるまで政治空白が続きます。
斎藤洋明 財務副大臣
「フルスペックでやることによって、一定程度、時間はかかることになりますが、しっかり党員のみなさまのお声を聞くべきだと思います」
日程は9月22日の告示・10月4日投開票で最終調整していて、9日の総務会で正式決定します。

自民党幹部
「今回の総裁選は、謙虚に耳を傾ける『聴く』というテーマでないといけない」
自らの進退について、かねてから“しかるべきタイミングで”と話していた石破総理。なぜ今だったのでしょうか。
“総裁選前倒し”の実施を求める書面提出を前に、石破総理と会談した小泉大臣と菅副総裁。

菅義偉 副総裁(石破総理に対し)
「党を分断してはダメだ。そういう判断を求めたい」
そして、翌日...

石破総理(7日)
「臨時総裁選要求の意思確認に進んでは、党内に決定的な分断を生みかねない(と考えた)」
“総裁リコール”一歩手前で、辞任を表明。
ーーもっと早く辞めていたらよかったのではないかというお考えはあるか。(参院選から)50日にわたるあいだ、政治が止まったことでむしろ政治空白が生まれてしまったというお考えは総理の中にあるか。
石破総理
「いろいろなご批判はあると思います。私はこの間、いかにしてこの関税交渉、これは参議院選挙が終わったときに、この見通しが確たるものが立っておったわけではございません。むしろ、いろいろな厳しい状況というものにも直面をいたしておりました。これに一定の道筋をつけるということに、政権として本当に力を注いでまいりました。私はここにおいて政治空白があったとは考えておりません」
“ポスト石破”は誰になるのでしょうか?