北海道苫小牧市の市民団体は8日、陸上自衛隊が予定している夜間の戦車の走行訓練を中止するよう、苫小牧市に要請しました。

 苫小牧市の労働組合などで作る市民団体が苫小牧市に要請したのは、陸上自衛隊第7師団が10日から12日まで実施予定の「長距離機動訓練」の中止です。

 

 訓練は、戦車11両を含む19両の車両が千歳市の駐屯地から苫小牧市西港までの公道を走行するもので、団体は市に対し、訓練に反対する市民の声を関係機関に伝えることなど3項目を申し入れました。

 苫小牧地区労連 横山傑議長
「(市民の)漠然たる不安にどう安心を、どうこれからの希望を共有していけるか」

第7師団による訓練は10日夜に行われます。