いよいよ今週土曜日に開幕する東京2025世界陸上。鳥取市で事前キャンプをしているジャマイカ代表選手団の練習が、6日・7日に一般に公開され、多くのファンが訪れました。
記者 安松裕一
「ジャマイカ代表の選手を一目見ようと、スタンドにはたくさんのギャラリーが訪れています」
世界陸上に向け鳥取市で調整を続けているジャマイカ代表選手団。
その練習が、6日と7日に一般に公開され、多くの陸上ファンらが世界トップクラスの走りを堪能しました。
見学した人
「めっちゃ足速くてびっくりしました」
「筋肉がすごくて、生で見るとやっぱりすごいなと思います」
また、陸上をしている人にとっては違う注目点もあるようで…
見学した人
「ウォーミングアップとかを見て、それを実際にやってみたい」
選手団の中でも特に注目なのが、男子100メートルで今季世界最高の9秒75をマークしたキシェーン・トンプソン選手。
前の日に鳥取入りし、この日は軽めの練習をこなしました。
そして、この人も激励に駆けつけました。
鳥取県 平井伸治 知事
「鳥取に再びようこそお越しくださいました。本当にうれしいです」
女子800メートル ナトヤ・グール・トバン選手
「10年前に鳥取でキャンプをしましたけど、またここでキャンプをすることができて本当にうれしく思っています。みなさまの愛を感じています。選手たちもコーチたちも本当に喜んでいます、ありがとうございました」
練習の後、会場の外にできた行列。そのお目当ては、選手たちのサイン会です。
笑顔でサインに応じる選手たち。リア・アンダーソン選手は、1人1人に動物の絵も描いてくれました。
サインをもらった人
「犬を描いていただきました。すばらしかったです、優しくて」
午後には県内の小中学生を対象にした陸上教室も開かれ、世界最速の選手たちを指導する代表団のコーチたちが、力をうまく地面に伝える方法などをレクチャーし、参加者は早速実践していました。
参加者
「いい練習法とか見つかってよかったです」
「つま先とすねの部分を近づけて走ることを教わった。速くなれるよう頑張りたいです」
見て、教わって、貴重な体験となったこの日。
鳥取県民とジャマイカの絆もさらに深まりました。
鳥取県 スポーツ課 田辺聡 課長補佐
「ジャマイカファーストというのが私たちの思いです。いかに彼らにこの鳥取を楽しんでいただけるかというところをベースに企画・調整してきました。体調を万全に整えていただいて、大会で最高の成績が収められるようお祈りしています」
東京2025世界陸上は13日開幕です。