神戸市のマンションで女性を殺害したとして逮捕された男の事件当時の精神状態を調べるため、神戸地検が鑑定留置を始めました。

東京・新宿区の谷本将志容疑者(35)は先月20日、神戸市のマンションで会社員の女性(24)の胸などをナイフで刺し、殺害した疑いがもたれています。

谷本容疑者は殺意について否認していますが、捜査関係者によりますと「女性を好みのタイプだと思って後をつけた」という趣旨の供述をしているということです。

神戸地検によりますと、裁判で谷本容疑者の刑事責任能力が争点になる可能性があることから、きょうから3か月間の鑑定留置を始めたということです。

谷本容疑者の事件当時の精神状態を調べたうえで、今後、起訴するかどうかを判断するものとみられます。