9月13日(土)に開幕する「東京2025 世界陸上」(TBS系列で生中継)でスペシャルアンバサダーを務める織田裕二が、8月31日放送の「日曜日の初耳学」の人気企画<インタビュアー林修>に登場。林を聞き手に、代表作の撮影秘話をたっぷり語った。1993年放送のドラマ「振り返れば奴がいる」(フジテレビ系)でライバル役を演じた石黒賢も登場し、2人が語ったエピソードに視聴者からも喝采の声が上がった。

振り返れば…石黒賢がいた!

 1987年に俳優デビューした織田。「月曜の夜は街からOLが消える」とまで言われたドラマ「東京ラブストーリー」(1991年)や、劇場版第2作(「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」2003年)が現在も邦画実写映画の興行収入歴代1位に君臨する「踊る大捜査線」シリーズなど、多くのヒット作を持つ。<インタビュアー林修>でも、そんなヒット作の貴重な裏話がたっぷり語られた。

 中でも注目を集めたのは、1993年の主演ドラマ「振り返れば奴がいる」(フジテレビ系)にまつわるトーク。林に「本当に後ろを“振り返って”いただけますか?」と促されて織田が振り返ると、そこには32年前にライバルを演じた石黒賢の姿が…。

 石黒の登場を知らされていなかった織田は、「うわぁ!」とビックリ! ここから「振り返れば―」にまつわる爆笑トークがスタートした。

 林が「織田さんは一発目から本気で芝居をされると?」と切り出すと、織田が「そんなことないって…」と言い終えるより早く石黒が「全然ありますよ。よく僕は胸ぐらを掴まれたんですよ。一発目から織田くんがこうグッとくるもんだから、僕のシャツのボタンが毎回飛ぶんですよ。そういう男です」と回想。先輩俳優の暴露に、織田は「経験がなかったんですよね、人の胸ぐらを掴むっていう。だから“先に掴んでみてもいいですか?”って」「あの頃はね、若かったね(笑)」と苦笑いで頷いた。

 さらに、最終回で織田演じる司馬江太郎が石黒演じる石川玄に心臓マッサージを施すシーンも実際の本編映像を見ながら回想。石黒が「本当に死んじゃうかと思いました」としみじみ振り返った司馬の心臓マッサージは、本編映像を見ると確かに一撃一撃に織田の全力が注ぎ込まれており、視聴者からも「さすが織田裕二さん全力すぎる」「これは命の危険を感じるわ(笑)」との声が上がった。