インフルエンザの流行期を前に、ワクチンの出荷が熊本県大津町で始まりました。

大津町の配送センターでは、きょう(9月6日)未明から全国の医療機関向けに「KMバイオロジクス」が製造したインフルエンザワクチンの出荷が始まりました。

厚生労働省によりますと、今シーズンは「A型」の2種類と「B型」の合わせて3株に対応するワクチンの供給量を約5300万回分と見込んでいて、国内のメーカー3社は10月上旬ごろまでに出荷を終える予定です。

2020年の使用量(約6550万回)をピークに全国の接種率は年々低下していますが、昨シーズンのピーク時、熊本県内では1医療機関あたりの感染者が92.56人に上り、過去最多を記録しました。

そのためKMバイオロジクスは、手洗いや計画的なワクチン接種などを啓発していく予定です。