サッカーJ2のカターレ富山は、2025年度第2四半期でクラブ史上最高となる10億7900万円の収益を記録しました。クラブはJ2復帰を追い風に、スポンサー収入や観客動員など、あらゆる面で大きな成長を遂げています。
しかし、好調な業績とは裏腹にチームはリーグ戦で20チーム中18位(9月1日時点)とJ3自動降格圏内で苦しい戦いを強いられています。
なぜ、これほどまでに業績と順位がリンクしないのか。島津有希アナウンサーが左伴繁雄社長にその理由を聞きました。(第1回/全3回)
カターレはJ3降格圏18位…それでもクラブ史上最高の収益
クラブ史上最高の収益は、J2復帰によるスポンサー収入(前年比172%)や、平均入場者数の増加(2962人→5411人)によるチケット収入が大きく貢献しました。
入場料収入は45%増の1億1600万円、移籍金その他収入は5400万円、ファンクラブ収入は1800万円となり、これらの項目で第2四半期にしてすでに年度予算を達成しました。

【収益増加の内訳(前年同期比)】
▼スポンサー収入の増加 +3億200万円
▼チケット収入の増加 +3600万円
▼平均入場者数の増加 2962人→5411人
▼グッズなど物販収入の増加 +2400万円
▼ファンクラブ収入の増加 +900万円
▼J2昇格に伴うJリーグ配分金 +2700万円
▼選手移籍に伴う収入の増加 +3200万円
