「宇宙はおもしろい」人間だけでなく寺院も宇宙を目指す時代に


宇宙へ行こうとしているのは稲波さんと“うな重”だけではありません。22年10月末、稲波さんが訓練に使っているつなぎ姿で訪れたのは京都市の世界遺産・醍醐寺。命を考える時にはこの服を着たほうがいいと考え、訓練服で訪れたのです。目的は世界でもここでしか行われていない「宇宙法要」でした。


醍醐寺は来年、ベンチャー企業と共同で大日如来像や曼荼羅を搭載した宇宙寺院を打ち上げる予定。真言密教では大日如来は宇宙そのものとされ、宇宙から地球を見守ってもらおうという考えです。宇宙寺院はおよそ1時間かけて地球を1周。お参りできるよう寺院の現在地情報などはスマホアプリで確認できるようになるということです。

今や宇宙に生活のすべてをかけている稲波さんに、家族は…。

(稲波さんの長女)
「めっちゃかっこいいと思います」
(稲波さんの次女)
「ちょっと不安。死んだら会えなくなっちゃうから」
(稲波さんの妻・祥子さん)
「(Q不安な部分はある?)よく聞かれるが全然不安はない。ずっと楽しみにしているのを見てきたので、不安よりも早く宇宙に行けるといいねって気持ち」

家族の支えを励みに、その日を待つ稲波さんに、あらためて宇宙への思いを尋ねました。


(稲波紀明さん)
「宇宙に関われば関わるほどワクワクするし、楽しくなってくる。宇宙に行くチャンスがどんどん広がってくるという時代になってきているので、宇宙旅行はぜひ申し込んでもらいたい。やっぱり宇宙ははっきり言っておもしろい」

誰でも宇宙旅行ができる時代がすぐそこまで来ています。

CBCテレビ「チャント!」11月22日放送より