プロバスケットボールの岩手ビッグブルズは10月4日に開幕戦を迎えます。
2年ぶりの復帰を果たし、B2リーグに挑むチームは新シーズンに向けシーンを想定した、選手1人1人の動きの徹底に時間を割いていました。

開幕までおよそ1か月、時間を割いていたのはさまざまな場面を分けて1人1人の動きを確認する「分解練習」です。

試合の中で想定される一つ一つのシーンを細分化してその時、どう動くべきかチームの全員が理解するまで徹底的に突き詰めます。
こちらは「ジャム」と呼んで特に反復に時間をかけていてる練習。

味方がシュートを打った際に、1人がゴール下に入り両手を前に出して少し腰を落とします。
これはリバウンドを取った相手選手の速攻を防ぐ効果を狙ったもので、加えて味方のリバウンドを取る確率も上がります。
地味に見える一つ一つの動きを着実に行うことが新シーズンでは大切になると鈴木裕紀ヘッドコーチは考えています。

岩手ビッグブルズ 鈴木裕紀ヘッドコーチ)
「このチームにスーパースターがいない。だからこそチーム力を高めて、クオリティの高いバスケットで、B2のチームに挑むっていうのが、このブルズのスタイルになるので。だからこそディフェンスのクオリティを高める」