<久留嶋怜気象予報士>
現在、台風は宮崎県の南側に存在していて、この後9月5日の夕方から夜にかけて静岡県内に最接近してくる可能性があります。ただ、その台風の進路によらず、4日夜から大雨の可能性があるというのが今回の台風の特徴です。時間ごとにお天気を見ていきますと4日の6時、これから非常に激しい雨、場合によっては線状降水帯発生のおそれがあります。

この危険性が5日の昼過ぎにかけて長く続いていきますので、非常に危険が高まっていく可能性があります。4日は安全なところでお休みになってください。静岡県内の雨量を見ていきます。4日夜から5日の夜にかけて、県内全域で200ミリの雨が予想されています。

扇状降水帯が発生すると、それ以上の雨量となってくる可能性があります。一気に大雨災害のリスクが高まってくる可能性があります。土砂災害、低い土地の浸水河川の増水に注意警戒が必要です。4日の夜間の大雨災害の可能性が高まっていきますから、安全な場所で過ごすこと、そして最新の情報に留意するようにお願いします。