黒部市「法律上動かせない」…苦渋の決断へ

黒部市は8台の車の所有者に対し、車を動かすよう書面で催促したり、直接会って話し合いをしてきましたが、駐車場から車が動く気配はないといいます。

黒部市都市計画課 山崎久和課長
「放置されている車両については、利用者の区画を占有してしまうことになりますし、それから放置車両がどんどん増えていくと、今度は他の放置車両がとまってしまうと管理上我々としては都合が悪いというのはかなりあります」

市は利用者の駐車に支障が出るおそれがあるとして、8台の車の駐車スペースの明け渡しを求めるとともに、有料駐車場に放置している2台の車の所有者に対し、駐車料金およそ35万円の支払いを求める民事訴訟を提訴する方針です。

黒部市都市計画課 山崎久和課長
「我々が動かすということは、法律上できないものですから、こういう形をとらざるを得なかったのです」

黒部市は9月議会で提出した議案が議決されれば弁護士と相談し、本格的な訴訟の手続きに入る方針です。