警察庁が「自転車ルールブック」を公表。自転車で「ながらスマホ」や「歩道通行」をしたらどうなるのか、身近な自転車の違反行為について説明しています。

きょう公表された「自転車ルールブック」。来年4月から「信号無視」など113の違反行為に反則金が設けられる「青切符」が導入されるのを前に、まとめられたものです。

ルールブックには、基本的には違反があっても現場での「指導・警告」で対応すると書かれていますが、警察官の指導に従わない場合や、歩行者や車などに危険を生じさせた場合に「青切符」は交付されるとしています。

ところが、例外も。

「ながらスマホ」については、指導・警告なしで、直ちに青切符の対象に。反則金は1万2000円です。

では、自転車の「歩道通行」はどうなるのでしょう。

30代女性
「後ろからでっかい車が来ていたりすると、ぶつかるのが怖いので、そういうときは歩道を走る。後ろに(子どもを)乗せていると、あまり危ない道を通りたくない」

60代男性
「(歩道を走る自転車は)危険なことが多い。ばんばん取り締まってほしい」

さまざまな意見があり、ルールブックでは、歩道通行の場合、指導・警告にとどまると明記されました。ただ、歩道通行中に危険な行為が認められれば直ちに青切符が切られ、反則金6000円が徴収されます。

60代男性
「車も運転するので(自転車の)車道の通行も怖い、実を言うと。歩道を走らなきゃいけない場合もある。人がいるときは降りて押すのが一番良い」