この夏の猛暑で、青森県内では稲刈りがいつもの年より前倒しで始まっています。高温による品質の低下も懸念されましたが、南部町ではいまのところ、順調に生育しています。
記録的な猛暑の影響で、県内には“収穫の秋”がいつもの年より早く訪れています。南部町の農業法人「山金」では、約60ヘクタールで「まっしぐら」と「はれわたり」を栽培していて、4日から稲刈りを始めました。
例年より10日ほど早く、2024年より4日早くなっています。
高温により品質の低下が懸念されましたが、いまのところ被害は確認されず、作業は順調に進んでいるということです。
農業法人「山金」 山道金太郎 代表
「今年も天候に恵まれていますから、いまのところはすごくいい。外観を見て高温による被害はないといいなと思っていますけれども、今後、乾燥調整をしながらカメムシとかないように調整をしたい」
8月~9月にかけて気温が高めに推移しているため、県内で刈り取りに適した時期は、いつもの年より7日以上早まっています。
刈り遅れは「胴割れ」などの品質低下につながるため、県は刈り取りに適した時期に達した時は、速やかに収穫するよう呼びかけています。