体力的な部分は負けていない」

廣瀬選手は2022年に開催された北京オリンピックで3種目に出場しましたが、入賞は叶わず悔しい結果となりました。

しかしその翌年、アメリカで開催された大学世代の世界大会、世界ユニバーシティー冬季大会では10キロクラシカルと混合スプリントで金メダルを獲得し、北京での悔しさを見事に晴らしました。

個人種目での成績などをもとにしたポイントで国内で3番目に位置し、ミラノ五輪への派遣基準をすでに突破している廣瀬選手。

世界との戦いや国外での合宿を経て感じた自身の強みとは――

廣瀬崚選手
「体力測定の結果だったり、(ほかの選手に)どんなトレーニングをしているかというのを聞いた中で、体力的な部分だとまだまだ負けていないと感じた」

昔から持久力には自信があったという廣瀬選手ですが、課題も見つかりました。

廣瀬崚選手
「一番はテクニックの部分。効率のいい滑りっていうのは、ひと言にフォームがきれいだったりというだけではなく、楽なコース取りをするかだったり、切羽詰まった気持ちで50キロ走るよりも余裕を持ってすごい楽に楽に滑ったほうが間違いなくいい結果が出ると思うし、テクニックをコース取りに落とし込めるかという部分では自分はまだまだ経験不足というか、知らない部分が多いと思った」

課題を修正しようと、この日の公開練習では約40分間、自身の感覚を確かめるようにコースを滑りました。