松江市と出雲市を結ぶ一畑電車で人気の電車体験運転会が、ふるさと納税の返礼品になることが発表されました。

松江市のふるさと納税返礼品に加わるのは「一畑電車プレミアムこだわり体験運転」です。

映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』にも登場し、動態保存されているレトロ電車デハニ50形と、現在実際に旅客輸送に使われている電車(形式指定不可)を車庫内の線路及び営業時間終了後の本線上でそれぞれ体験運転する、3つの体験運転が一日にセットされた豪華な内容です。

本線上での体験運転は一畑電車が去年全国で初めて実現させ、本物の運転士さながらの臨場感と緊張感が味わえると人気になっています。

通常は12万円(税込)のプランですが、40万円以上のふるさと納税寄付の返礼品とされ、高校生を除く18歳以上の人が参加できます。

体験日は今年10月25日(寄付申込期間10日まで)と来年3月28日(同13日まで)の2回で、それぞれ先着4人です(同伴者1人まで可・6000円を当日徴収)。

体験日には午後2時30分から出雲市の雲州平田駅で受け付けの後、まずデハニ50形と車庫内での体験運転を楽しみます。その後、フリータイムを挟み、松江しんじ湖温泉駅で営業時間終了後の午後10時から駅構内の線路でホーム間の電車の入れ換え運転を体験します。

なお終了が午後11時20分と深夜になるため、宿泊先や移動手段の手配が申込者側で必要となります。

松江市では、最近注目されている体験型の返礼品であり、この場所に来ないと体験できないプランとして注目を集められればとしています。また一畑電車の一日フリー乗車券が付いていることから、フリータイムなどに沿線観光を楽しんで欲しいということです。