岡山県北部では、早くも新米の収穫が始まっています。こうした中、地元のJAは、農家からコメを集荷する際に支払う「概算金」を過去最高額に引き上げることを決めました。今年の新米の出来はどうなのか?そして、概算金の引き上げは農業経営の支えとなるのでしょうか。

新見市哲西町で農業を営む農業法人「米見」の奥津賢司社長です。先月(8月)20日に新米の収穫が始まり、きのう(3日)も作業が行われていました。

(記者)
「今年の出来はいかがですか?」
(米見 奥津賢司社長(65))
「昨年、一昨年よりはよく出来ています。当てはまったのかな、寒暖とか。干ばつで怖いなと思っていたら盆前の雨でなんとかしのげたと」

農林水産省の見通しでは今年のコメの収穫量は全国的におおむね順調で、多くの地域で昨年並みか、それ以上になるとされています。岡山県内でも昨年並みとの予測の中、奥津さんの田んぼでは、昨年を上回る収穫が見込まれています。

(米見 奥津賢司社長(65))
「1反(約10aあたり)で1俵近く多いんじゃないですかね。例年よりはいい」